UNIXプログラミング環境

金野がプログラミングの影響を受けた本として,以前に「アルゴリズム+データ構造=プログラム」を紹介しました.今回紹介する「UNIXプログラミング環境」も,大きな影響を受けた本です.

この本も絶版のようですね.Amazon.co.jpでは中古品を売っています.とてもいい本なんだけど,内容が古くなったからなぁ.

この本から学んだことは,UNIXのコマンドラインから,シェルの機能やフィルタのパイプラインを使うこと,シェルで,Cで,そしてその他のツールを組み合わせてプログラムを書くこと,そして「小さなツールを組み合わせる」ということでしょうか.

手元にある本は1989年の第10刷で,買ったのはおそらく90年か91年です.この本を片手に,当時持っていたPC9801でプログラムを書いて試したのをよく覚えています.
特に第8章の「プログラム開発」はとてもおもしろくて,わくわくしながらプログラムを書きました.この章でははじめに四則演算をする電卓hocを作るのですが,これはそれこそ四則演算しかできません.それにちょっとずつ,ちょっとずつ機能を追加していくと,第6段階で,

…,この追加によってhocは事実上,電卓からプログラミング言語に姿を変える.
(「UNIXプログラミング環境」より.)

というわけです.自分でプログラミング言語を作れることに驚き,あこがれ,がんばったものです.

yaccとlexを使ったプログラミングはいまでも役立っています.ある研究プロジェクトの中心ツールに,これらを使ったパーサが組み込まれています.機能拡張がものすごく簡単です.

当時使っていた環境では,プログラムのプロファイリングや文書作成は試すことができませんでした.いまのPCでは,この本に書いてあることを全部試してみることができるはずです.
いまプログラミングを学ぶ人は,環境がそろっていてうらやましいなぁと感じます.

でも,いまはPCでいろんなことができすぎちゃうので,この本の価値の高さや汎用性が分からないかもしれないですね.四則演算ができる電卓,なんて興味が湧かないかな.
金野が学生の頃は,パソコンが安くなってバイト代をつぎ込めば買うことができたけど,Windowsはまだなくて自分でいろいろやらないと使いこなせない,という時代でした.ですから金野より前の世代よりも,金野よりあとの世代よりも,パソコンをいじくり倒し,使いこなした,と思っています.考えようによっては恵まれていたのかもしれません.

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